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スラウェシでの日々の出来事をつらつらと書いているだけのブログ。
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5月20日の虫たち。

この材置場がすごく良い。タマムシとかいろいろ集まってる。
ただ、だんだんと撤去されていってるのが悲しい。



ゴマフカミキリ類。お土産が一つできた。



今日の敵。
キアシナガアリ?。すごいたくさんいるし、やたらめったら噛みついてきて結構痛い。



ちかくの樹の上でサシガメゲット。でかい。おそろしい。



クチキムシダマシの一種。たくさんいる。動きが早くて写真撮るのが難しい。



うーん。いつもと一緒でつまんない。蝶とかトンボとか撮影してみようと。
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5月20日夕方~夜にかけて、UNHAS構内をお散歩しながら採集をしてみた。

材置き場に行くと、あのタマムシがいたので、パシャリ。



そのタマムシの付いている側とは反対側にゴミダマ。
その後、落としてしまって行方知れず。



ゴミダマ?の小さいやつ。たくさんいた。



ナガシンクイ科の一種。材の切り口に数匹付いてた。



ライトをちらっと見て回ると、カブト♀発見。ヒメカブトかな。



帰ってきてから撮影したやつ。
クチキムシダマシ科の一種。かなりたくさんいる。



チビキカワムシ科のハネカクシダマシの一種。ハネカクシダマシ類を初めて採集した。こいつもそこそこいた。



そして、デオキノコ。この種類はなぜか、ある一か所のキノコだけでしか採れていない。そのキノコ自体はどこにでも生えているのになぁ。陰になってるとことか掃除されてない場所とかいろいろ要因があるんだろうなぁ。



すごいぞ、UNHAS。もっとまじめに採集したらどんなんが採れるんだろう。
人の目がかなり痛いのでざっくり採集になってしまうんだよなぁ・・・。
修論のときに、デオキノコの翅の裏側をSEMを使ってみてみたら、なんか棘のような突起のような毛束のようなものが、末端に存在することを見つけた。



たぶんに、大したことはない発見なのだが、とりあえず、この意味を調べてみたくて、デオキノコの上翅の片方だけを取り去るという実験をしてみた。

こっちに来て、大きなデオキノコ(Scaphidiumとか)を見つけられないので、しかたなしにScaphisoma(2mm前後)のものでチャレンジ。

のり(lem)を使って、肢を動かなくさせる。ちなみにこの“のり”瞬間接着剤とかじゃない。

どうにか、のりで足を固定したあと(動きを鈍くさせただけ・・・)、上翅の片方をなんとかしてピンセットで取り去った。むろん、虫は生きている。

そうすると、翅がびろーんと伸びきった状態のままになった(写真がうまくとれない・・)。



むむ。これは、やはり山迫さんが言ってたように後翅を固定する(伸びきらない)ための役割を担っているのではないだろうか。

調べてみると(たまたま後輩の村上君が持っていた翅についての文献から)、アリヅカムシでは、野村周平博士によって翅構造について詳しく書かれていて(野村、1997)、どうやらさきほどのものは、収納装置(後翅の固定装置)の一部のようだ。

SEMで示したものは、鱗状突起群と呼ばれているようで、上翅の末端部から上翅が出ないように、固定するための部位のようだ。

アリヅカムシは、腹節が固着していて動かせないので、上翅と腹部背面の構造が発達して、翅の出し入れや固定を行っているらしい。いわゆるハネカクシ達にはこの末端部の構造はないらしい。

修論のあとデオキノコムシの日本産全属(10属)だけだけど調べてみると、どのグループでも上翅の末端にこの構造物を持っていた(ちょっと突起の長さは変わるけど)。
ということは、このグループも何かしらの要因で、翅が飛び出ないような構造を持ったという事になるのだろう。

なんでかなぁ。腹部は別に固着してないはずなんだけどなぁ。

要検討だな。日本に帰って電顕使ってもっと詳しく翅の裏側と腹部背面の構造物の状態を確認しよう。



ちなみに、デオキノコは、ハサヌディン大学構内で得られたもので、解剖は、土壌の研究室 (ILMU TANAH)の実体顕微鏡を借りて行いました。

Agnes先生、Jayadi先生ありがとうございました。また、使わせてもらいます。
日本語学科の近くにあった伐採木をお昼に、見に行くとタマムシがいっぱい付いてた。

飛ぶの早いからなかなか捕まえられなかったけど、どうにか6匹ゲット。



2種類いた。

1種類目。小型のタマムシ(名前わかんない)



2種類目。中型?のタマムシ(名前わかんない)



中型のタマムシがたくさんいて、採り放題だったけど、素手では4匹ぐらいしか採れなかった。

出来る限り、毎日どこかでムシ採りして写真を撮ろうと思います。Semangat!
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